Unexpected Old Taxi
in CUBA

2018~2019年の年越しは
小学生だった息子と2人で
キューバにいました。

大晦日の午後、
街のはずれにあるライブハウスへ
行くために タクシーを呼んでもらう際、

行き先と いくら払うのかを聞かれたので
「◇◇というライブハウス、タクシー代は△△くらいで」
 と 料金を安く伝えてみたところ、

しばらく待った後
やってきたタクシーが こちら↓




えっ?  

か、か、かなり古い車・・・・・・

クラシックカーというより
超オンボロ車が現われて、
これは まったくの想定外。

この国に滞在するうちに
だんだん分かってきたことは、

キューバは共産圏ということもあって
物やサービスの公定レートが
一応あるようで、

どうやら値段によって
サービスのランクが
それとなく分かれている様子。

商魂たくましい人が少ない分、
値段交渉もあまりしない

そんな状況で 気軽に値切ると 
こういう結果になるのか・・・・・・

今までの自分の常識
『とりあえず安い値で交渉開始』を 
あっさり かわされた!



ところで、こんなにオンボロな車を
見たことがない息子は 目が点 ・・・ (・_・)

とはいえ 
タクシーを呼んでもらった上に
目の前には 運転手もいる。

幸い、運転手は良さそうな人なので
「これも経験、 乗るからねー!」
と 息子(と自分)に言い聞かせ、
このオンボロ タクシーに乗り込むことに。


後部座席のドアを開けようとしたら、
「そのドアは開かないから、反対側のドアから乗って」
と言われ、そのようにする。


このとき 車大好きの息子も
さすがに 腰が引けていたので、
私は 切り込み隊長としてガシガシ行く。

乗ると決めたら ひるんでいる場合ではない。

後部座席のシート

年季の入った 後部座席に乗り込む。

後部座席に載る私

こちらのドアは開きません。

後部座席のドア内部

窓ガラスは 割れてしまったんでしょうね、
ガラスの代わりに板がはめ込まれていて、
当然、開きません。

この際、
外の眺めが見えなくてもドアがあるだけ安全!
と思うことに。  (^-^;)

足元は こんな感じ

左:私の脚
右:息子の脚

車内の床には 
鉄板や鉄クズなどが無造作に置かれて、
まるで工事現場のよう。

内装は すべてボロボロですが、
運ちゃんの運転技術は良好で
急な坂道も 問題なく走行。

もう一つ驚いたのは、
後部トランクの鍵が ・・・・・・な、な、南京錠!

代用品で 何とか工夫しながら
車の各機能をキープしているところが素晴らしい。

物資が不足がちなキューバでは
70年くらい前の車が
今でも普通に走っていて
噂どおり クラシックカーの宝庫。

まったく車に詳しくない私も 
美しい車が停まっていると
思わず立ち止まって 溜息。

その一方で、
先進国といわれる地域では
エコカーに買い換えることを
奨励されているけど、

最近の電気制御された車は
小さな故障さえ 一般人には
修理が難しくなっているし、

廃車にする段になったら、
解体して再利用できるパーツが
一体どれくらいあるのだろう?



・・・・・・そんなことを思いつつ
70年前の車を 修理しながら
現役で乗りこなすキューバの人々は 

ごく当たり前に
「エコ」な生活をしているなぁ
と感服した一場面でした。


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