Meditation with Dalai Lama
India
以前の記事で
ダライ・ラマとの瞑想について
触れたところ、反響をいただいたので
その時の様子をご紹介したいと思います。
20年ほど前の 2004年、
チベット、ネパール、インド、バングラデシュ、
ミャンマー、タイ、カンボジアを
7ヵ月かけて旅していたとき、
インドにあるダラムサラという町に
立ち寄りました。
ダラムサラには
チベットの亡命政府が置かれ、
チベット密教の寺院もあります。
ちなみに、もともとは
チベットの首都ラサにあるポタラ宮殿が
チベット密教の総本山(でした)。
実際に 私自身 チベットへ行って
ポタラ宮殿を訪ねてみた時
そこで目にしたのは、
壮大な宮殿内に 僧侶の数は少なく、
火が消えたように ひっそりとして
時が止まってしまったような空間でした。
また、チベットでは
ダライラマ14世(チベット密教の最高僧)
の肖像画を飾ったり、
個人的に彼の写真を持つことさえ
C国政府によって 禁じられており、
私がチベットを旅していた間、
ダライラマ14世の肖像や写真を目にすることは
一度もありませんでした。
こういった状況の端々から
チベット寺院の運営や、
チベット人の信仰の自由が
C国政府によって弾圧・支配されているのが
見て取れ、第三者の私でさえ
深い悲しみと 強い憤りをおぼえました。
このような理不尽極まりない
弾圧・支配は1950年頃から始まり、
強引な侵略が続く中で
平和的解決を望む チベットの人々は
チベット仏教を 何とか存続させるために
ダライ・ラマ14世をはじめ
多くの僧侶とチベット人たちが
インドへと 亡命した歴史があります。
チベット密教の最高僧であり
生き仏である ダライ・ラマは、
チベット人たちの 心のよりどころ
と言っても良いでしょう。
それでは話を元に戻して・・・・・・
インドで ダラムサラの町に
しばらく滞在していた間に
チベット寺院へ何度か足を運びました。
とはいえ
ダライ・ラマ14世は超有名人なので
世界中のVIPから招待を受けて
いつも世界を飛び回っているため、
ダラムサラには ほとんど居ません。
彼のスケジュールや
謁見の日程は公開されておらず、
ごく内部の人しか彼の所在を
知らないというのが分かりました。
それが ある時、このお寺の中で
「これは・・・・・・!」と感じる瞬間があり
本堂にいらっしゃった僧侶と
少し お話させていただいたところ
「明日の早朝に来てみますか」と。
ダライラマに
会えるとか、会えないとか、
そういう話はしていないのですが、
そのように言われたので
翌日の早朝に行ってみると、
なんと!
これから非公開の瞑想会が
始まるところでした。
チベット寺院の境内に
うやうやしく座って
瞑想会が始まるのを
静かに待っていると・・・・・・
現われました
ダライ・ラマ14世
本や雑誌で 目にしていた
ダライラマの実物が
歩いて やってきました!
実物のダライラマ14世は
どのようだったかというと・・・・・・
現われた途端に
空気が変わりましたよね。
その場にいた僧侶や
チベット人の信者の方々は
ありがたそうにしているし
私も「会えたらいいな」と
思っていたこともあり、
皆が感激していました。
でも、それだけではなく
ダライラマ14世から放たれている
「大きなもの」 があったのです。
なんというか
一言であらわすとしたら・・・・・・
ハッピーオーラ 大放出!!
明るく、軽快で、柔らかくて、
温かくて、深くて、優しい
渦(うず)のような
光線のようなものが
大きく 大きく
どこまでも放たれている感じで
その空気感が本当に心地よくて
ずっとそこに居たいような
気持ちになりました。
さて、ダライラマが着座すると
始めに チベット語で少し説法があり、
そのあと 合同瞑想が始まりました。
ダライラマの近くに高僧が並び
その周囲に修行僧と
信者のチベット人達が座り
その中に私も
加わらせていただきました。
一緒に瞑想させていただく中で
個人的に感じたことは
チベット密教・チベット人ならではの
温和な静けさ
内に秘める強靱(きょうじん)さ
どこまでも大きく深い 慈悲
でした。
ダライ・ラマ14世から放たれる
ハッピーオーラの中には
そんな要素もしっかりと
入っているからこそ
世界中から愛され、
根強い支持を
得ているのだと感じられました。
彼が 世界を愛しているから
世界も 彼を愛してやまない
「生き仏」のあり方を
間近で見せていただいた経験です。
この合同瞑想のとき、私自身も
そのエネルギーを分けていただき
意識を引き上げてもらいました。
それを、今度は 私から周りの方々へ
共有していく番かなと思っているところです。
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心と体を整えていきます。
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主催者: Megumi Piel
◆現在募集中のワークショップ・講座はこちら
ダライラマの本拠地であるダラムサラは
「リトル・チベット」と呼ばれる
北インドの山間にある町。
ダラムサラでは
インドにいることを忘れるくらい、
日本人に似た顔のチベット人や
チベット密教の僧侶を多く見かけます。
気になる方は是非行ってみて下さい。
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