日本に一時帰国した際、実家の両親と夫(ドイツ人)、息子、私で岐阜県の奥飛騨へ行ってきました。

岐阜県は北へ行くほど山深くなり、トンネルを何十も抜けて、ようやく辿りつきました。

癒しの森ドイツから【楽に自分らしく生きるヒント】-2013.07.20a


山あい にある お宿の入口。
真夏の昼間なのに、空気がひんやり涼しい!すぐ横に流れる渓流の音が、また爽やかさ満点。




さっそく玄関を入って行くと

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土間のロビー

手前右側に見えるのは、木舟 2種類。
一つは、木舟の中へ 山からの冷たい湧水が流れこんで、ラムネやジュースを冷やしています。この湧水も飲めて、これがまた美味しい!

もう一つの木舟には、65℃くらいの温泉が流れていて、温泉卵や熱い缶コーヒーが用意されています。

……こんな粋な演出があると感激しますね。

さて、チェックインが済んだら、ロビー奥にある 囲炉裏(いろり)の間へ通され、ウェルカムドリンク。

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よもぎ餅の朴葉味噌のせ & 冷たい薬草茶

お~、山の味覚! 
囲炉裏を囲んで、しばし休憩します。

ここまでの道のりは車で4時間くらい「移動モード」だったのですが、ここで「ゆったり山モード」へと切り替わります。

こうして素敵なおもてなしをしていただけると、体もほっこり、ここまで来れて本当に良かったなと嬉しくなります。

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ロビー脇にある土間の廊下も素敵です。

さあ、お部屋の準備も整ったようなので、通していただきます。

お部屋のドアを開けると……

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お花がお出迎え。
下駄箱の上も、こんな風流な飾り棚になっていると和みますね。

ここで右手を見ると……

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窓から 緑、緑、緑。
山を背景にした庭園がとっても優しい雰囲気です。



そしてお部屋へ。

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おおお~ お部屋が 奥飛騨調。
調度品も 奥飛騨、窓からの眺めも もちろん奥飛騨。
奥飛騨テンションが一気にアップしました。

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お部屋からは、山側と川側 両方の眺めが楽しめます。

川側には

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囲炉裏の間があり、窓の向こうは渓流。
夜寒くなったら、部屋で 火をおこして お茶など入れてゆったりと過ごせます。
しかし、実際は、ゆったりと火をおこすことなく、この場所の気持ちよさに、部屋でグーグー寝てしまいました。





囲炉裏の間の他にも、こんな可愛い小部屋が付いていました。

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着替えの間(左側奥)
ここに荷物を置いて、着替えもできます。お部屋の入口からは見えないので、隠れた小部屋という感じで心にくい造り。

囲炉裏の間からの眺めは

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山と渓流。
っは~~~ 澄んだ空気と景色が 気持ちいい~! 涼しいのでクーラーも要りません。

畳にゴローンと仰向けになってみると

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天窓のある 高い天井。
お部屋のどこを見ても工夫がいっぱいで、飽きることがありません。

お部屋に居るのが本当に心地よくて、楽しくて、ずっとここに居たいくらい。

お部屋と風景が あまりに素敵で、つい長居していましたが、お宿の案内地図を見ると、敷地内には見どころが沢山!

早速、お部屋を出て向かった先は……

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内湯の温泉。
大きなガラス戸の向こうには、渓流。おお~
浴場内に誰もいなかったので、このガラス戸を開け放して、お湯に浸かりながら、向こうから流れてくる渓流を眺める……気分は爽やか、体はじんわり温まります。

さあ、体がさっぱりとしたところで、次へ!

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外の廊下。
こんな感じの廊下をズンズン降りていくと……

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露店風呂 その1

この大きな岩のすぐ向こうは渓流、流れる川の音が聴こえています。

なんと、ここは混浴!でも、更衣室は男女分かれていて、見えないので安心。

大きな岩を囲むように三日月型になったお風呂の 左端から女性が、右端から男性が入り、異性に会いたければ中央付近で会えるようになっています。

このお宿には 露店風呂が9個あって、どれも地形を活かした個性的な造りになっています。

一つの露店風呂から 別の露店風呂へは、↓こんな感じの石段を登ったり降りたりしながら 露店風呂巡り。

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お宿の敷地を散策しながら、9種類の露店風呂を覗いてはお気に入りの所へ入ります。
貸し切りにできるお風呂もあり。

中には、子供用の木製ブランコ&滑り台のついたお風呂もあり、家族で貸切にできましたよ♪ もちろん、うちの息子は大はしゃぎ! なんと、ドイツ人の夫も(素っ裸で)滑り台を滑ったとのこと……唖然。

そんな個性あふれるお風呂の数々の中でも一番眺めが良かったのは、こちらの露店風呂↓

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  大自然の中の露店風呂

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目の前は渓流。
っは~~~ 極楽 極楽 極楽 …… 。

はるか向こうへ目をやると、

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槍ヶ岳と青空。ふぁ~~~ たまりません。

いくつものお湯に浸かった後は、そう、お腹が空いてきました!

そこで、奥飛騨の雰囲気たっぷりな、お食事用の個室に通していただきました。

テーブルに並んでいたのは

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奥:八寸(山里からの恵み)  手前:先附け  右:山葡萄のワイン

手前にあるガラスの器、夏らしくて涼しげです。

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蓋をあけると、夏野菜のオランダ煮 合鴨ロース入り。
カラフルで可愛らしい一品♪ 野菜にお出汁の味がよく染みて、とても丁寧に調理されているのが分かります。・・・・・・さすが日本料理、一手間も二手間もかけていますね。

続いて 出てきたのは

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フレンチキャビア美味汁ゼリー。 トロトロで旨みたっぷり。

その後は、岩魚どびん虫。お出汁が本当に美味しかったです。

(品数が多いので、写真を省きます )

次は

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鮎(あゆ)の活造りを梅だれをつけて。
奥飛騨の清流の魚といえば、鮎。鮎の活造りは初めてでしたが、くせがなく、身がプリップリ!
梅だれがよく合いました。

お造りの後は

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鮎(あゆ)の串焼き。
お皿に載せて、里芋ご飯の串焼きも一緒にいただきました。……んまい!

それから山菜の味天ぷら。(写真省く)

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飛騨牛のステーキ山菜添え

……ここまで来たら、食いしん坊な私も、お腹いっぱい!

そこで食事の締めが運ばれてきました。

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青のり雑炊 と お漬物。
お鍋に おにぎりを入れて雑炊を作るのですが、青のりの出し汁が美味しくて美味しくて……
お腹いっぱいのはずなのに、なんと、お代わりまでしてしまったくらい、後を引く美味しさ。

最後の〆に、ほうじ茶のシャーベット黒蜜がけ。(写真撮り忘れ)
こちらも香りが良かったです。

こうして、山の味覚を存分にいただき、満々腹。
目にも、舌にも、体にも、とても嬉しいお料理の数々でした。

食後は また一風呂浴びて、お部屋に戻って一息ついたら、あっというまに夢の中……でした。


次の朝のお食事も、山の味覚がたっぷりでした。(写真省く)

朝食の後、身支度を整えたころにロビーでは、こんなサプライズが。

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お餅つき! よもぎ餅をついています。

宿泊客も餅つきに参加できるので、もちろん!私も子供と一緒につきましたよ。
つきたての よもぎ餅に あんこを付けて頂きました。熱々で、もっちもちで、香りが良くて、美味しい~!

……こんな素敵な、数々の おもてなしをしていただいて、もう最高の思い出になりました。

この奥飛騨のお宿、本当に素晴らしかったので次の年にもまた行きました。

今回 泊まった お宿は・・・奥飛騨にある「槍見館」

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