a Day with Elephants in Jungle
Thailand

タイの山岳地帯にあるジャングルで、
象と一日を過ごした時のことをご紹介します。
もともと象に興味を持ったきっかけは、
スリランカで息子とふたりで象に乗ったことから。
あの巨大な体の象が、
小さな人間に対してとても献身的でした。
見ず知らずの私たち2人を背中に乗せて、
気遣うように優しく歩いてくれて、
その感動を今でも思い出します。
今回は象に乗るのではなく、
象たちと一緒にジャングルを歩いて、
その生態や日常の様子を
楽しく学ぶ、というものです。
タイ北部の街チェンマイから
四輪駆動のトラックで移動すること約二時間。

道はぐねぐねカーブになってきました。
さらに進んで行きます。

舗装されていない細い道は凸凹で、
おまけに今日は雨。
雨水の溝ができています。
川のような水たまりも所々ありますが、
運転手である山岳民族の男性は慣れたもので、
四輪駆動トラックでどんどん山深い奥地へと
進んで行きます。
そして到着しました!
山岳民族カレン族の村。

カレン族の男性達に出迎えられ、
まずは歓迎のお茶をいただきます。

お茶のお供は、
この村で採れたパッションフルーツと
ロンガン(龍の目:写真右上の緑色の実)。
息子も私も
カレン族の衣服を借りて着用します。
※カレン族については、別記事にまとめた
「山岳民族 カレン族の村で出会ったビビッドな笑顔 」
をご覧下さい。

この村にいるのは4頭の象。
まずは、あいさつがてらバナナをあげて
仲良くなります。
お互いに慣れてきたところで、
では、これから近くのジャングルへと入っていきます。
今日はあいにくの雨降りで
地面がぬかるんでいますが、

小川もなんのその、慣れた調子で渡ります。

木の皮を剥いで食べる象。
この日は一日雨降りだったので、
私たちは雨よけにビニールポンチョを着て、
麦わら帽子を借りました。

木の生い茂った急斜面も、器用に歩く象。
こんなに近距離で象たちと一緒に歩くのは、
もちろん初めて。
ジャングルの中を歩く象たちは、
とても生き生きとして表情豊かです。

人間の子供にも優しく接してくれる象。
もちろんカレン族の象使いの人たちが
近くに居てくれるので、私たちは安心して
象と触れ合うことができます。

ジャングルの中にある棚田で記念撮影。
こんなに緑いっぱいの大自然の中にいると、
人間はまるで小人(こびと)のよう。
さて、一通りジャングルの中を歩いた後、
お昼休憩の時間になりました。

カレン族の村でランチ。
パッタイ(手前)、チキンナゲット、春巻、すいか、パイナップル。
カレン族の食事というより
普通のタイご飯ですが、
ジャングルを歩いてお腹が空いていたので、
ペロリと平らげました。
ところで、辛いものが大好きな私。
このランチは私たち外国人用にマイルドに
してくれているようで味が物足りず、
唐辛子を持ってきてくれるように頼みました。
すると出てきたのは・・・・・・

新鮮な「プリッキーヌ」を持ってきてくれました。
「プリッキーヌ」とは
「ネズミの糞」という意味ですが、
ネズミの糞ほど小さいのに、その辛さはピカイチ!
タイ料理に欠かせない鋭い辛さの唐辛子。
「ここにあるから自由に採っていいよ」
といわれて見てみると、ありました。

プリッキーヌ(唐辛子)の花と実。
このプリッキーヌを刻んで
パッタイと春巻に混ぜていただいたら、
辛さと風味が増して本当に美味しかったです。
そして、お昼の休憩時にいた
カレン美女2人、お嫁さんとお母さん。

お二人とも美しい!
もう一つ、美しいものを見つけました。

咲き誇る大輪のバラ。
タイ北部はバラの産地でもあり、
チェンマイの花市場で売られているバラは、
山岳民族の人たちが村から運んでくることが
多いのです。
昔チェンマイに住んでいた頃、
山岳民族の方達からバラを買っていました。
さて、お昼休憩が終わったら、
今度は水着に着替えて 象たちと泥遊び!
をします。

象たちは泥遊びや水遊びが大好き!
ということを知りました。
特に子象は遊び好きで、
寝転んだり甘えたり、お茶目な姿に
またまた象の大ファンになってしまいました。
動物園で見る象たちは、
いつも乾いていた印象があるのですが、
象たちのお肌には水分が必要とのこと。
こうやって泥をつけることで、
保湿効果や虫よけ効果があるのだとか。
実際に、この泥遊びをした後は
私たち人間の肌も
しっとり ツルツルになっていました!
自然界にあるものは本当によくできていて、
自然のパワーにまたも感心しました。

子象の気持ちよさそうな顔がたまりませんね。

大人の象たちも穏やかな眼差しで、
私たちと一緒に遊んでくれました。

カレン族のお兄さんとの泥遊びが
エキサイティングだったようで、
息子は大はしゃぎ。
泥遊びが終わったら、
次は 泥を洗い流すために
川を歩いて滝へと移動します。

足場が悪く滑りやすいので、注意、注意。
象たちも後に続きます。
さあ、着きました!

滝に来たら、みんなで泥を洗い流します。
象たちも気持ちよさそう!

最後は
みんな滝の向こうに立って記念ポーズ!
象4頭 + カレン族の象使い4人 + 息子と私 で
ジャングルの中を歩いた一日。
これほど素敵な場所へ連れて行ってくれて、
そして象と肌で触れ合うことができて、
忘れられない経験になりました。
カレン族の皆さんと象たち、
そして豊かなジャングルの残っている大自然に、
大きな感謝の気持ちを送ります。
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