Nostalgic Town
Trinidad, Cuba
こんにちは。ピイル めぐみ(Megumi Piel)です。
キューバの代表的な古都 Trinidad(トリニダー)は、世界遺産に登録されている古い町。まるでタイムスリップしたような昔の町並みが今もしっかり残っていて、町全体が博物館といっても過言ではありません。
歴史的には、19世紀にサトウキビ栽培とともに奴隷貿易で繁栄した負の過去があり、個人的にこの町へ行くかどうか迷ったのですが、結論から言うと、行って良かった!です。
人種別に見ると、現在のキューバの人種構成はアフリカ系25%、ヨーロッパ系25%、混血50%といった具合に混血が進んでいます。実際に現地へ来てみて、人々の住む場所や職業など、人種による差別はほぼないと感じます。
さて、ここ Trinidad(トリニダー)の印象は、山合いに築かれた静かな佇まい(たたずまい)の町で、訪れる人々を懐かしい気持ちにしてくれます。
町全体に石畳が敷かれて、現在も馬車が活躍中。
写真上の馬車は観光客用ですが、食糧や建材など物資を運ぶ手段としても日常的に馬車が使われています。
標識にも馬車。
旧市街では馬車の標識をあちこちで目にする一方、なんと、信号は一つもありません。「馬車優先」で自動車や人々が行き交う風景に、血の通った温かさを感じます。
民家の立ち並ぶ路地にはクラシックカー、そして野良犬もちらほら見かけます。
猫も、自転車も、バイクも、馬車も、歩行者も、同じ石畳の道を共有しています。
宿泊先のバルコニーから路地を眺めるのも、また楽しいものです。
それにしても、からみついている電線は大丈夫かと少々心配になりますが、キューバ滞在中に停電に遭うこともなく、安定した電力供給を受けられました。
こちらはトリニダー旧市街の中心にあるPlaza Mayor(マヨール広場)。
時おり馬車は通るものの自動車は通らないので、とても静か。欧米人観光客が多く、皆さん思い思いの場所でこの町の静けさを楽しんでいます。
トリニダーの 旧市街は一日もあれば歩いて回れる大きさで、情緒あふれる石畳をゆったり歩くのがとても心地よい町です。
小さな町ながら、博物館や眺めの良い塔など見どころは沢山あるので、回を改めて記事アップしたいと思います。