TAZARA Railway
Tanzania - Zambia
タンザニア～ザンビアを結ぶ タンザン鉄道（TANZAM Railway）は、別名タザラ鉄道（TAZARA Railway）とも呼ばれ、1860kmの距離をを2泊3日かけて走ります。
このタンザン鉄道の列車は、一週間に一回程度の運行。とても本数が少ないため、列車は利用客にとって貴重な移動手段ですが、実は利用客以外に、鉄道付近の村々に住む人達にとっても貴重な機会です。
1860kmという長距離に敷かれたタンザン鉄道は、一つの駅から次の駅までの距離も長く、たまに駅ではない場所でも列車が停車します。
駅ではない場所で停車したときの一コマがこちら。
私の座る車窓近くへ来ていたのが、この少年達。
物を売りに来て、無事売り切ったようです。お友達は列車見物ですね。ここでは15分程度の停車時間でした。
このタンザン鉄道の路線は「○曜日の△時頃に列車が通る」と決まっているので、時間になって列車が見えてくると、付近の村に住む子供達や女性達が線路脇までやって来ます。
停車した列車の窓越しに果物や乾物を売ったり、ただ見物に来て乗客に話しかけてみたり……。
このとき、私と一緒にいた旅仲間の一人が窓越しに大きなナマズの干し物を一匹丸ごと購入しました。そのお裾分けを頂いたところ、これが意外にも美味しかった！
こうした停車時間は、乗客にとって列車旅の楽しみの一つですね。
照り返す太陽の光と、少年達の少しはにかんだ笑顔がとてもまぶしかった タンザン鉄道での一コマでした。
