こんにちは。ピイル めぐみ です。
家庭の食糧買出しをする主婦として、ここ数年で大きな変化を感じています。
それは何かというと、食に保守的だったドイツが商品開発に力を入れ始めたこと。
その一つがこちら。
Kürbis Ketchup かぼちゃケチャップ
ケチャップを、かぼちゃで作るとは! まったく思いつきませんでした。すごくナイスなアイデアだとスーパーの片隅で少し感動していた私です。
ところで、使われているかぼちゃはオレンジ色の皮をした、ドイツでは代表的なHokkaido(ホッカイドウ)と呼ばれる種類。
Hokkaido Kürbis ホッカイドウ かぼちゃ
この 「Hokkaidoかぼちゃ」は日本のかぼちゃのようなホクホク感や甘味はありません。水っぽくて煮崩れしやすいので煮物にもグリルにも向かず、ドイツではスープにされることが多いHokkaidoかぼちゃ。
実際のところドイツに住む日本人の間では不評で、なぜHokkaidoという名前がつけられたのかは謎。日本にあるような甘いホクホクかぼちゃは普通のスーパーでは売られていないので、アジアスーパーで輸入物を入手するという、日本人的には少々残念な かぼちゃ事情があるのです。
では話を戻して、気になるかぼちゃケチャップの味について。
実は、気になっているわりに買わなかった私。 f(^-^;) なぜかというと、1本450mlもあるのですよ。
ケチャップを使う頻度が少ない我が家で、夫も子供も食べ物に関してあまり冒険をしないタイプなので「黄色いケチャップ」なんて見た目からして不評だろうと想像して、購入を見合わせました。
ここで少し視点を引いて見てみると、ここヨーロッパは多くの国がひしめき合って、言語や食文化も異なるのですが、わりと保守的な土地柄。
日本やアジアに比べると変化のスピードが遅いものの、この数年は食の面でも大きく変わって、多様化してきています。
数年前までは考えられなかったほど新製品が続々と出てきているので、またご紹介したいと思います。
ちなみに この「かぼちゃケチャップ」が売られていたお店は、スーパー Tegut(テグート)。他にはBio(オーガニック)スーパーにも置いてあり、いくつかのメーカーから発売されています。
ドイツやヨーロッパに来られたら、ぜひスーパーへ立ち寄って、面白いものをいっぱい発見して下さいね!