Zugspitze & Alps
Germany - Austria

ツークシュピッツェ山2,692mはドイツの最高峰。このアルプス山脈がある町 ガルミッシュ・パルテンキルヒェン (Garmisch-Partenkirchen)へは、フランクフルトから車で約5時間、ミュンヘンからは鉄道で1.5時間ほどで行くことができます。

今回、フランクフルト → ボーデン湖 → ガルミッシュ・パルテンキルヒェン へと車で移動している途中、目的地へ近づくにつれ、車から見える景色が「アルプスの少女ハイジ」の世界へと変わってきました。

「アルプスの少女ハイジ」は、私にとって子供の頃にテレビで観た異国の世界でしたが、こうして実際に来てみると、本当にこんな風景があるのだと感動します。それと同時に、現地の建物や風景が忠実にアニメ化されていたことにも驚きます。
夫(ドイツ人)も子供の頃に「アルプスの少女ハイジ」をテレビで観ていたとのことで、ここドイツでも昔からたびたび放映されているようです。
日本のアニメは世界中でテレビ放映されているので、私も現地で何度も目にしています。ヨーロッパ各国、北米、中南米、もちろんアジアでも、現地の言語で吹き替え放送されています。慣れ親しんだ日本のアニメを海外で、現地の言葉で視聴するのも新鮮ですね。

では話を元に戻して……


ガルミッシュ・パルテンキルヒェン へ着いて、町を歩いてみると……

空気が澄みわたって、きれいなこと!
息をするたびに鼻や肺など呼吸器がとても気持ちよくて、視界もクリア。空気がきれいだと、体も気分も本当に爽やかになるんですね。

ところで、今回の旅はボーデン湖で3日過ごした後フランクフルトに戻る予定にしていたのですが、家を出発する前日に「念のため、着替えを5泊分くらい用意しておいてね」と夫。
ボーデン湖で3日間を過ごした後、夫はまだ旅の気分が抜けなかったようで、急きょ ここガルミッシュ・パルテンキルヒェン へ足を伸ばすことに。私自身もこのとき時間に余裕があり、予想のつかない自由な旅は好きなので、異議なしで決まりました。

さて、 ガルミッシュに着いてからツーリスト・インフォメーションで情報を集めて、ホテル予約も済ませました。当日に空きのあるホテルは少なかったのですが、無事2泊できることになったのがこちらのゲストハウス。

アルプス地方ならではの建築で、内装も「おばあちゃんの館」という雰囲気。女主人である おばあちゃんは、とても感じの良い人でした。

あいにく滞在中の2日間は天候が良くなかったので、山々は雲に隠れがちでしたが、たまに雲間があくと、こんな近くに山が迫っていました。 

  圧巻!

さて、ここでのハイライト、ドイツ最高峰のツークシュピッツェにケーブルカーで登ろう!ということになっていたのですが、雨が降ったりやんだり。この空模様だと登ったところで周囲の展望が期待できないため、今回は断念することにしました。
せっかくここまで来たのに……と思うと残念ですが、これもひとつの巡り合わせ。ツークシュピッツェに登るのは次回の楽しみにとっておきます。


現地に居られる時間は2日間と限られているので、 ツークシュピッツェへ行けない代わりに、小雨の降る中カッパを着て、かさも持参して、山歩きをすることにしました。


山歩きの出発点は、何十年も前に冬季オリンピックが開催されたスキージャンプ場。

スキージャンプ競技は日本も頑張っていますよね。テレビで観たことのある私ですが、実際にジャンプ台を目の前にしたら、その急斜面にビックリ! こんなに高い所から人が滑って飛んでくるなんて、信じられません。

さて、スキージャンプ場を後にして山歩きに入ります。
少し歩いて行くと……

渓谷には美しい滝があり、遊歩道も設置されています。
この渓谷の遊歩道を 奥へと進んでいくと……


ゴォーーーーーー!!! ( 大轟音!)


前日に大雨が降ったので、川が激流になっていました。渓谷の上のほうからザーザー降ってくるのは、雨なのか、滝なのか……。傘をさしながら歩きましたが、あまりの轟音と川の激流が怖いくらいでした。
ハラハラしながら20分ほど渓谷の道のりを楽しんだ後、静かな山道へと出ました。


目的地である渓谷と滝を見ることができたので、その後は来た道を戻るのが一番早い帰り道ですが、どうせなら違う道を行こうということになり、軽い気持ちで 周遊ルートを選びました。

坂道を登って、下って、また登って、下って……の繰り返しですが、緑いっぱいの山は爽快で、ただ歩くことが、とても気持ちいい。

足を一歩一歩 前に出して踏みしめることで、体の中に充実した感覚が得られます。歩くことに意識を向けていると、歩くテンポが心地よいリズムになって、無心になる時があります。無心で歩いている時の充実感は、瞑想状態。自分という個も無くなって、すべてが繋がっているような一体感があります。

以前、ヒマラヤ・トレッキングをした時に こういう感覚を味わったのですが、今回の山歩きでも、また蘇ってきました。きっと日本のお遍路の旅なども同じだと想像します。ただ歩いていることが気持ちいい。とてもシンプルなことの中に、幸せや充実感が詰まっているのだと感じます。

とはいえ、このとき幼児だった息子を連れての山歩きだったので、途中から「抱っこ~!(抱っこして)」が始まり、帰りの下り道は かなりの急坂つづきで、膝がガクガク笑いっぱなしになりました。当初は軽く2時間くらいの山歩きを予想していたところ、結局 5時間近くかかりました。


この山歩き中に出会った人は合計30人くらい。有名な観光地とはいえ、大きな山々に囲まれた広い地域なので観光客も分散して、混雑している印象はありませんでした。大自然に包まれての山歩きは、心身ともにリフレッシュできてオススメです。

ここガルミッシュ・パルテンキルヒェンでは、ツークシュピッツェへ ケーブルカーで登ることが一番のアトラクションになっていますが、それ以外にも、ホテルからゆったり山々を眺める贅沢と気持ちよさもぜひ味わってみてください。この土地の素晴らしさに魅了され、毎年リピートする人もいるほどです。

私がチェックしたホテルの中でオススメは以下の3件。ツークシュピッツェから近く、山の眺めが抜群のロケーション。人気ホテルなので、特に夏のハイシーズンは早めの予約が必要です。

Zugspitzhotel Diana Thörle

テラスからの山の眺めが最高。 ツークシュピッツェから最寄りのホテルで、ケーブルカー乗り場まで1kmという便利な立地。広いお部屋は温かみのあるウッド調でキッチン付きなのも嬉しい。

Appartement Auckenthaler
Appartement Auckenthaler

どのお部屋もキッチン付 50㎡以上の広さで、一室2~6名まで宿泊可能。清潔でシンプルモダンなインテリア。 ツークシュピッツェのケーブルカー乗り場まで2.5km。

Appartements Sonnblick
Appartements Sonnblick

バルコニーから山の眺めが最高、とても静かなロケーション。 清潔感のある人気のアパートメントで満室のことが多い。ツークシュピッツェのケーブルカー乗り場まで2.5km。

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