18 Days Local Journey with Kid
in Sri Lanka

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子供と初めてアジアへ ふたり旅

こんにちは。ピイル めぐみ (ドイツ在住)です。

ドイツの長い冬休みを利用して、9歳の息子と二人でスリランカを18日間、ローカルなバスや列車で回ることにしました。

それまで私は40か国以上を放浪して、アジアへもよく行っていましたが、子供が生まれてから日本を除くアジアは封印していて、しばらく行っていません。

なぜかというと、息子にアレルギーがあり、熱を出しやすかったため、先進国以外へ連れて行くのを控えていました。
しかし9歳になって体の免疫力もついてきたし、5㎏くらいなら自分でリュックを背負える体力もついたので、子供にとって少しハードル高めのアジアへ、晴れて連れて行くことにしました。

私としては、もう本当に嬉しい 「子供とのアジア旅デビュー」です。

スリランカの交通事情

まずはスリランカの交通事情から。
スリランカは小さな島国とはいえ、ジャングルがあったり山間部もあって起伏に富んだ国。
ここでの移動は、ディーゼル列車、バス、トゥクトゥク(オート三輪)、タクシーがメインですが、長距離の交通網があまり発達していません。

列車の運行が一日に一本だけという区間もあり、しかも切符は当日に駅の窓口に並ばなければ買えないことが多く、昔ながらの不便さがあります。
そのため外国人旅行者はスリランカに滞在中、ずっとタクシーをチャーターしていることが多いのが現状。

どの交通機関を利用するか

タクシーは便利で楽とはいえ、 ずっとタクシーで移動するのは、私としてはつまらない。
現地の人々に触れながら、その暮らしぶりを肌で感じられる旅は絶対に面白いので、 様々な交通機関を利用することに。

とはいえ息子は9歳、この時はまだヨーロッパか日本という先進国しか知りません。
旅慣れた私にとっては普通のことでも、息子にとっては多少のショックがあるだろうと予想して、息子の順応具合や 現地の状況を見ながら、とりあえず 「ゆるめに現地密着型」で行くことにしました。  

では出発!ドイツ→スリランカ

まず、飛行機でドイツを発って乗り換え地のクウェートに着いたら、いきなり 

おお~ アラブ!
この衣裳を見ると、自動的に「石油王?」と思ってしまう。(笑) 
乗り換えた飛行機では、なんと ビジネスクラスにアップグレードしてもらえてラッキー♪ 

スリランカの空港に着いたら


そして、目的地スリランカに着きました。  今回、私にとっても初めて訪れる国 スリランカ。

空港でイミグレーションと税関を出た途端、両替商やタクシーの客引きがわんさと寄ってくる…… おお~、この ちょっと怪しげでいい加減な雰囲気は、熱帯アジアならでは。   
両替を済ませた後、ホテルまでの足が必要なので タクシー運転手たちを相手に値段交渉を繰り返す。
その間、息子は 硬い表情で私の後をおとなしくついてくる。

ようやく値段と行先の折り合いがついたので、タクシーに乗り込んで出発。
しかし、どうも運転手は不慣れな様子で運転がシドロモドロ。自分の携帯ナビの使い方が分からず、地図も読めない模様。あれれ。

もう走り出してしまっているので、手の空いている私は運転手の携帯ナビに行先の住所を入力して、 そのナビを見ながら「次を右。そのまま直進。ここで左」と道案内。初めての土地で 地元の運転手を相手に道案内をするとは。 運転手は地元の人ではないのだろうと思って尋ねてみると、ここに昔から住んでいるとのこと。ああ、ゆるい運転手……ゆるすぎて 笑える。

一方、タクシー後部座席で私の隣に座っている息子を見ると、なんとシートベルトを きっちり着用!あらま~生真面目に ドイツ流だ。 
スリランカ流とドイツ流、この格差が また笑える。  

タクシーの後部座席からの眺めは……


タクシーからの眺め in Sri Lanka

対向車のトゥクトゥク(オート三輪)が目の前に。
交通ルールも かなりゆるくて、追い越しや横入りは 当たり前。 センターラインは どんどん越える。 Uターンも、したいところで おもむろに。
インドに比べれば穏やかな道路状況だけど、私はここで運転できないなー。そんなことを思っているうちに宿泊先のホテルに到着。   

空港からホテルまでの道すがらが刺激的だったせいか、すっかり おとなしくなっている息子。 
初日から すべてが刺激的すぎては可哀想なので、くつろげるホテルにしたところ……   

部屋の前にあるプールに大喜び!(よかった よかった) 
ドイツの自宅からスリランカのホテルに着くまで移動時間が長かったし、私も昔のような安宿に泊まるのはきついので、この静かでアットホームなホテルでホッと一息。
プールに入ってしばらく遊んだら、暑さや 移動の疲れがふき飛んでいきました。  

スリランカで初めての外出

ホテルで少しゆっくりした後、午後の遅い時間になって暑さが和らいできたので、外出することに。 

ホテルの門を出た途端に固まる息子…… なぜかといえば、通りには歩道などなく、車やバイクやトゥクトゥク(オート三輪)が無秩序に走り、 野良犬たちが道を闊歩(かっぽ)し、放し飼いの牛が路肩で草を食み、 真っ黒な肌の白髪おじいさんがサロン(巻きスカート)を履いて上半身裸&裸足で自転車に乗って通り過ぎる。  

息子:「なんか、ここ貧乏な人が多いね」 
私:「ドイツや日本に比べたら、そうだね。でもほら、優しい顔や 笑顔の人が多くない?」 
息子:「ああ、そうだねー」 
なんていう会話をしながら、障害物の多い凸凹だらけの道に気をつけながら 歩いて行きました。 

この後、面白いことや 美しい場所がいっぱい出てきて、何から書こうか迷うほど。 
スリランカ旅は 次回につづきます……


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