こんにちは。 ピイル めぐみ です。
お墓といえば、グレーで少し寂しげな場所というイメージがありますよね。
でも、ルーマニアには、こんなに楽しいお墓があるのです。
故人の生前の特徴を、ユーモアのあるタッチで描いたカラフルなお墓。
写真右端にある墓標の故人は、自転車が大好きで、よく乗っていたのですね。
それぞれの墓標の絵から 本人の好きだったもの、熱中したこと、職業、人柄など、生前の本人の様子が生き生きと伝わってきます。
この墓標の始まりは1935年、村人であるパトラシュ氏が作ったのがきっかけで、それ以来、この村の伝統になったそう。
パトラシュ氏の遊び心がピカイチだし、そのアイデアを受け入れて引き継いできた村の人々の寛容さも素晴らしい。
お墓参りに来る人たちは、楽しい気持ちで故人のことを思い出せるし、自分のことを楽しんで語り継いで(見継いで)もらえるなんて、亡くなった本人も嬉しいはず。
さて、あなただったら、どんな絵を墓標に描いてもらいますか?
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この「陽気なお墓」がある場所は、
ルーマニア北部のマラムレシュ地方 サプンツァ村。
調べてみたところ、日本からのツアーも出ています。
〇「陽気なお墓」を訪ねるほかに
① 【世界遺産】ブゴビナ地方の修道院めぐり
② オルヘイの洞窟修道院
③ 【世界遺産】めずらしい木造の教会が建ち並ぶイエウッド村
④ モルドバの首都キシナウにあるキシナウ大聖堂
⑤ ドラキュラ レストランでお食事
など、ちょっと通(つう)な場所を訪れることができます。
気になった方は、チェックしてみて下さい。
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ルーマニア旅の印象 by ピイル めぐみ
ルーマニア北部はとても面白い文化の地域で、個人的にまた訪れたい場所の一つ。
いま私の住んでいるドイツから直線距離ではそう遠くないものの、西ヨーロッパ側から見ると「ヨーロッパの奥地」という印象で、知らない人がほとんど。それだけに、昔ながらの素朴な風景と風習が残っている貴重な場所とも言えます。